ラルフ・ワルド・エマーソン

ラルフ・ウォルドー・エマソンとは

ラルフ・ウォルドー・エマソン(1803-82) アメリカの思想家、詩人。

ボストン生まれ。

18歳でハーバード大学卒業後、21歳まで教鞭を執る。

その後、牧師となるが、教会制度をめぐって教会と衝突し辞職。

1834年からニューハンプシャー州のコンコードに住み執筆や講演活動を展開、

「コンコードの哲人」と呼ばれた。

常に自分の内面に目を向け、自由と真理に生きることを求め、黒人奴隷制度に対しては反対の立場を貫いた。

プラトン、カント、東洋の哲学などを吸収した独自の思想は、『ウォールデン(森の生活)』を著したH・D・ソローやニーチェ、日本では宮沢賢治や北村透谷、福沢諭吉など古今東西の思想家や詩人、文学者に影響を与えた。

彼の残した多くの名言は、今も世界の成功哲学および自己啓発書で度々引用されている。「自己信頼」が収められた論文集『エッセイ 第一集』は1841年に刊行。

訳者紹介伊東奈美子:東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業。IT関連企業で広報・マーケティング業務に携わったのち、翻訳家に。

主な訳書に『リーダーになる[増補改訂版]』(小社刊)、 『広告でいちばん大切なこと』 『広告マーケティング21の法則』 『BusinessWeek MBAベストスクールガイドブック』 『ほめ上手のリーダーになれ!―部下の心をつかむ7つの原則』 (以上、翔泳社)、 共訳に『チャイナ・ドリーム(上・下)』(早川書房)などがある。